中古マンション投資はペット可がマスト?ペットが飼える物件のニーズとは
皆さんのなかには中古マンション投資に興味がある、すでに投資をしていると言う方も多いのではないでしょうか。そんな中古マンションですが、ペット可にすることがマストであると言われているのはご存じでしょうか。ペット可のニーズが高まっていたのは知らなかったと言う方も多いと思いますので、今回こちらの記事にて見て行きたいと思います。
中古マンション投資の物件はペット可がマスト
ここでは、中古マンション投資物件の場合、ペット可が本当にマストであるのか否かに関して見て行きたいと思います。早速少し余談ですが、記事を読んで頂いている皆さんへ質問ですが、現在日本において犬や猫の飼育数はだいたいどのくらいか想像できますか。2022年(令和4年)版ではありますが、毎年犬や猫の飼育頭数を調査している機関の報告によると、犬は705万頭、猫は883万頭飼育されていたと言う報告がありました。
また、一般社団法人ペットフード協会の調査によると、2021年(令和4年)の4月1日現在においては、15歳未満の子ども数よりも、ペットの数の方が上回る結果となっています。このことからも、ペットの飼育頭数は今後もさらに増加していくことが容易に想像できると言えます。さて、この調査結果を踏まえて、本題の方に移りたいと思います。
まず、最近の投資用の新築マンションですが、ペット可である物件が年々増加している傾向にあります。さらに以前はワンルームのマンションが比較的ペット可の物件であるのが多かったのに比べ、最近はワンルームのみならず、ファミリー世帯で住むような間取りのマンションでもペット可の物件が年々増加の一途をたどっています。逆に、築年数が20から30年経過しているようなマンションでは、いまだにペットは不可としている物件が多いのもまた事実です。
このことから、ペット飼育が可能な新築マンションと、ペットの飼育が不可能な築年数20から30年経過しているマンションでは、ペットを飼育している世帯からすると後者は見向きもされない残念な結果となってしまいます。新築マンションが最初からペット飼育を可としていることから、ペット可の投資用のマンションがノーマルとなってきていることは一目瞭然ではないでしょうか。
新築の投資用マンションがペット可にしているのであれば、中古マンションがペット不可では、全く太刀打ちできないどころか、同じ土俵にすら立つのも難しい状況です。このことから中古マンション投資の物件も、現状を鑑みてペット可にすることはマストであると言えますね。
投資物件をペット可にするメリット・デメリット
ここまで記事を読んでいただいた方のなかには、投資物件をペット可にしようか検討しようか迷っている方も多いのではないでしょうか。ここからは、投資物件をペット可にするメリットとデメリットに関して下記にて詳しく見て行きたいと思います。
メリット1
メリットの1個目としては、空室対策が挙げられます。マンション経営において賃料が入らない状態、いわば空室の部屋がある状態はマンション経営において避けたいところだと思います。冒頭でもお伝えしましたが、2021年には子ども数よりもペットの飼育通すが上回ったこともあるため、ペット可の物件であると言うだけでも、かなりの空室対策につながると言えます。
さらにペットの飼育率が多い現状ではありますが、なかなかペット可の物件を見つけるのは難しいのもまた現実です。そのため、ペット可の物件に入居した入居者は、比較的長期的に居住してくれる傾向にあります。そのためのマンション自体の空室も生まれづらくなるため、安定した家賃収入を見込めます。
メリット2
メリットの2個目としては、ペット可の物件であれば多少の立地の良し悪しに関しては問わないと言うことが挙げられます。一般的なマンションであれば、駅近な物件や買い物する場所が近所にあると言った立地が比較的好まれる傾向にあります。
しかし、ペット可の物件であれば、多少駅から遠いなど、通常であればマイナスな面もマイナスでなくなる可能性があります。ペットを飼育している飼い主であれば、立地は二の次であり、いちばんの優先事項はペットと一緒に暮らせるか否かだからです。このためペット可の物件にすることで、多少の立地の悪さであればカバーできると言えます。
デメリット1
デメリットの1個目としては、ペット可の物件には入居したくない入居者も一定数存在すると言うことが挙げられます。ペットの鳴き声や、アレルギーなど事情はさまざまありますが、一定数入居したくない方もいると言うことは念頭に置いておく必要があります。
デメリット2
デメリットの2個目としては、そもそもペット不可物件であることが挙げられます。いまだに流行している新型コロナウイルスの影響で巣ごもりとなり、ペットを飼育する世帯も増加傾向にあります。そんな中で、ペット不可物件となってしまうとペットを飼育している側からすると、入居できないためそもそも検討材料から外れてしまい、ゆくゆくはペットを飼育しようと考えている方も検討材料から外れてしまいます。そうなると立地がよいや賃料が安いなどがない限りなかなか入居者を増やすことは難しい可能があると言えます。
投資物件をペット可にするときのポイント
ペット可にする場合、契約書に特約事項など設ける必要があるのか、何か特段対応しなければならないことなどはあるのかなど、心配になる方も多いのではないでしょうか。ここからは、投資物件をペット可にする際のポイントに関して見て行きたいと思います。
ポイントは大きく分けて3個あります。1個目は、原状回復の条件を詳細に明記する、2個目は、物件の一部の部屋のみがペット可の物件は避ける、3個目は、マンションで飼育してもよいペットの規定を設けると言ったことがポイントとなってきます。下記ではそれぞれのポイントをさらに詳しく見て行きたいと思います。
原状回復の条件を詳細に明記する
やはり、ペットと一緒に暮らすと言うことは、フローリングや壁に傷がつく可能なども大いにあります。そのため、契約書などに関してはきちんと原状回復の条件面に関して明記しておく必要があります。これを行うだけで退去時などの原状回復の費用に関してのトラブルは未然に防ぐことができます。
物件の一部の部屋のみがペット可の物件は避ける
全室ペット可の物件であれば、ペットを飼っている者同士理解し合える環境ではありますが、一部の部屋のみがペット可の物件であれば、当然ペットに対して理解し合えない入居者も出てきます。そのため隣人同士のトラブルに発展しやすい傾向があるため注意が必要です。
マンションで飼育してもよいペットの規定を設ける
一般的に皆さんがペット飼育可と言われて想像するのは、犬や猫の場合がほとんどだと思います。しかし、解釈によってはウサギやフェレットなども、入居可と考える方も多いのではないでしょうか。しかし、ペットによっては大きな鳴き声や激しく室内を損傷してしまう可能性もあるため、事前にマンションで飼育してよいペットの規定を設けることは重要であると言えます。
投資物件を一度ペット可にしたら戻せないので注意
最後にここでは、投資物件をペット可にしてしまうと戻せないのか否かについて見て行きたいと思います。結論からお伝えしますと、一度ペット可にしてしまうと、ペット不可に戻すのは、相当難しいことだと言えます。最初はペット可であったのにも関わらず途中からペット不可の物件に変更してしまうと、現在住んでいる入居は退去しなくてはならないため、入居者からの反発が起こってしまうのは容易に想像できます。
このことからペット可の物件のニーズは年々高まっているのは事実ではありますが、ペット可の物件にすることで、ペット不可物件に戻すことは難しいと言うことを念頭に置き、決断する必要があります。
まとめ
今回は、中古マンション投資はペット可がマスト?ペットが飼える物件のニーズとはについて見て行きました。やはり昨今はペットを飼育している人も多いかつ新築の投資用のマンションであっても、ペット可にしている物件が多いため、ペット可にする方が空室対策などにもつながるため、マストである可能性が大いにあります。しかしペット可の物件にすることで、ペット不可の物件に戻すことは難しいため、その点を注意する必要があると言えます。
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