投資をするなら不動産投資と株式投資のどっち?メリットを徹底比較!
不動産投資と株式投資は、どちらもサラリーマンなどに人気の投資方法です。しかしこれら二つの投資はまったく別の性質を持っているものであり、目的も異なってきます。どちらを選べばよいのかわからない人も多いのではないでしょうか。今回はそれぞれの詳しい内容や違い、どちらがより投資に向いているのかなどを解説していきます。
不動産投資とは
現在、不動産投資のメインになるものは、土地や建物などといった不動産を購入し、それを他人に貸すことで得られる家賃収入になります。バブル期には購入時より高く不動産を売却する売買益が一般的でしたが、現在は月々の家賃収入を狙った前者の投資が主流となっています。
そして家賃収入は、ほかの金融商品に比べて景気変動の影響を受けにくく、コツコツと稼げるのです。そのため、老後の公的年金の足しや定期的な収入を増やすための投資として目を向けられることが多いです。
そして、不動産の場合は投資を行うために、金融機関からの借り入れが可能です。つまり、自己資金より大きな額の不動産を購入することもできるのです。不動産投資に必要な初期費用は、仲介手数料などを含めて、物件価格の8~10%ほどあればよいとされています。取引の方法によって、初期費用は上下します。
そして、購入時には税金や所有者変更の為の登記などの初期費用が発生しますが、これらを経費として計上することで、節税対策になることがあります。収入が多く高額な納税をすることになった場合は、専門の税理士などに相談してみましょう。不動産投資において、情報や知識はとても大切なものです。セミナーやウェブナーに参加して話を聞き、信頼のおける不動産会社を見つけることも重要です。
株式投資とは
株式投資とは、証券取引所で売買される株式会社の株式を購入し、その企業活動によって生まれた配当金や売却時の売却益を目的とする投資を指します。株式投資は、不動産投資と比べて少ない資金で投資できます。
そして、購入した株式を証券取引所ですぐに売却して、現金にしやすいのも特徴です。株価は随時変動しますが、短期間で急騰したり、長期にわたって上昇したりするなど、大きな売却益が得られるケースもあります。
一般的に、売りたい人より、買いたい人が多いときに株価は上昇し、逆に、買いたい人より売りたい人が多い時に株価は下落するのです。この株式市場は、国内や世界の経済の動きなどに大きな影響を受けるため、常にニュースで動向をチェックする必要があります。オンライントレードなどでは、10万円以下から買える銘柄も検索できます。
不動産投資と株式投資の違い
不動産投資の方が、投資家の努力や知識、例えば物件購入後のリフォームや補修、修繕などの努力や知恵で物件の価値、つまり賃料や売却価格を高めることが可能です。その一方で、株式投資の場合は銘柄の選定とタイミング、株価の変動を見守る作業になります。
収入の形
家賃収入を安定的に稼ぐ不動産投資に対して、損する確率も高いのが株式投資になります。新たな収入の柱を持つことを考えると、不動産投資のほうが安定しているといえます。
一方、株式投資の場合は、不動産投資よりも少ない資金ではじめ、すぐに証券取引所で売却し現金化しやすいのが特徴です。
管理維持費
不動産投資の場合、都市計画税や固定資産税、不動産の管理費や修繕費などといった維持管理に費用がかかります。更には、自身が投資している物件に空室が発生すると、家賃収入は減少します。地震や台風、火災などで物件が損壊した場合は、家賃収入のないまま大規模な修繕が発生するため、火災保険の加入や自治体のハザードマップの確認が必要です。
資産の流動性
不動産投資は、株式投資に比べると、資産の流動性が低い傾向にあります。売却には時間がかかり、物件によっては少なくとも数週間程度、不動産会社が仲介する場合は数か月必要になります。
一方、株式投資の場合は、すぐに売却ができるため、資産の流動性が高くなります。株式投資はインターネット取引も可能であり、株式市場が開いている時間であればいつでも売買できるからです。株式投資は、自分の持つ銘柄の価値が下がるよりも先に売却して被害を抑えることもできますが、不動産投資の場合はそれ自体が難しいのです。
価格の安定性
入居者がついている賃貸物件の場合は、価値がゼロになることは考えにくいため、資産の価値を維持しやすくなります。月日が経つごとに建物や設備が劣化し、価格は下がっていくといわれていますが、優れた立地や生き届いた管理の建物であれば、価格を維持できる場合があります。
それに対して株式投資は、株式を購入した企業が倒産した場合、株式は無価値になります。そして株式は1日のなかでも大きく変動することもあるため、本業を持つサラリーマンは仕事中に価格が下がり、損失を出してしまうこともあるのです。
資産価値
インフレやデフレなどで物価が変動した場合でも、物件を保有する不動産投資ではバランスを保てます。物価が上昇と共に、物件の価値もまた上がっていくので、資産が経るリスクを回避できます。また、物件を持つことで所得税、相続税などに対する節税効果も見込めます。
一方で、株式投資の場合は現金を持つ感覚に近いため、インフレやデフレに左右されやすい傾向があります。
投資を始めるならどちらがおすすめ?
不動産投資と株式投資は、投資としての性質が双方で全く異なっています。そのため、両方を並行して挑戦してみるのもよいでしょう。性質の異なる投資を組み合わせることで、安定性と収益性をさらに確立した資産の運用ができるのです。
不動産投資がおすすめの人
高額な物件を取得した場合でも、毎月の家賃収入で投資した資金が回収でき、購入後の業務を管理会社に任せてしまえば運用ができるというミドルリスク・ミドルリターンで収入を得られるのが不動産投資です。
長いスパンで安定した運用をしたい、日々の市場環境をチェックできない、手元に資産が無くても銀行からの信用を得られる人には不動産投資がおすすめです。そして購入後の賃貸管理や建物の管理を、管理会社などに委託できるため、手間なく運営できるのです。
株式投資がおすすめの人
少額の資金から手軽に始めることが可能なため、ハイリスク・ハイリターンであっても一攫千金を狙うのであれば株式投資になります。安定収入がある若い人などで、損失が発生しても耐えられる人、リスクがあっても大きな収益をあげたいなど、損をするリスクを十分に認識していて、高収益を狙いたい人は株式投資がおすすめです。パソコンやスマートフォンで人と関わることもなく、手軽に取引することが可能です。
まとめ
不動産投資は、不動産の価値が1日で大きく変化することは考えにくく、長期間にわたって運用し、将来の資金源にできることが魅力です。そして株式投資はインターネットがあれば少額ではじめることもでき、すぐに売り買いができることが魅力です。この二つの投資方法の特徴と、自分のライフスタイルや人生設計や性格との向き不向きなどから、自身の目的にあった適切な投資方法を選ぶことが重要です。
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