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安心R住宅とは?不動産投資物件として購入するメリット・デメリット

公開日:2022/09/15  最終更新日:2022/09/05


物価の高騰や老後2,000万円問題が社会問題となっており、投資で資産を増やしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。社会情勢の影響を受けにくい投資として不動産投資が人気となっていますが、「安心R住宅」について詳しく知っている人は少ないでしょう。そこで本記事では、安心R住宅について解説します。

そもそも安心R住宅とは

賃貸物件を借りる、または投資物件を購入する場合、できるだけ新しい物件を探す人が大半ではないでしょうか。しかし、新築の物件は人気が高い分プレミアがつき、賃料・物件価格ともに高額になりがちです。とはいえ、中古物件と聞くと「状態が悪そう」「汚そう」といったイメージがあるのも事実です。

そこで中古物件に対するネガティブな印象を払拭するためにできたのが「安心R住宅」です。2017年からスタートした制度であり、国土交通省の定める一定の条件を満たせば認定を受けられます。安心R住宅の「R」は「Reuse:再利用」「Reform:改装」「Renovation:改修」の3つの頭文字のRを集約したものです。

安心R住宅の条件

中古物件に対するマイナスなイメージを無くすためにできた安心R住宅では、認定を受けるために条件を定めています。つまり、条件をクリアして物件しか認定を受けられないため、中古物件であっても状態のよい物件として保証できるのです。

安心R住宅の条件は「耐震性等の基礎的な品質を揃えている」「リフォームを実施済み又はリフォーム提案が付いている」「点検記録等の保管状況について情報提供が行われる」の3つです。

まず、最初の企保的な品質とは、1981年以降に定められた耐震性能の基準を満たしているかどうか、さらには構造上の不具合や雨漏りがないかという点です。日本は災害が多い国であり、とくに大震災のときは大きな被害は発生しがちです。耐震性について保証されている物件が安心できるポイントでしょう。

次にリフォームについてですが、安心R住宅に認定されるためにはリフォームが行われた、またはリフォームが可能な物件でなければなりません。数十年前に建てられた物件の中には、構造が複雑であることや、メンテナンスがきちんとできていないことを理由に、リフォームが不可能な物件があるのです。そのため、リフォーム実施済みがどうか、またはリフォームできる物件かどうかが条件に含まれるのです。

最後の条件が管理状態についてです。中古物件に対して不安を感じる要素の一つが、管理状況についてでしょう。どのようなメンテナンスが行われていたのか、そもそも点検が行われていたのか分からなければ購入に不安を感じるものです。そこで安心R住宅では管理状態についての情報提供を条件とし、購入者に対して安心感を持ってもらえるようサポートしているのです。

不動産投資物件として安心R住宅を購入するメリット

安心R住宅はまだまだ認知度が低いですが、購入者に対して説明をすれば安心感を与えられるでしょう。そこで、投資物件として安心R住宅を購入する場合のメリットを解説します。

保険に入れる

安心R住宅の場合、既存住宅売買瑕疵保険に加入できます。そのため、もし購入後に雨漏りや構造上の不具合が見つかった場合は、修繕費用を保証してもらえるのです。なお、すべての中古物件が加入できるわけではなく、建物の傾きがない、構造上問題がないなどの一定の条件を満たした場合にのみ加入できます。安心R住宅の場合、認定を受けるのにすでに条件を満たしているため、保険にも加入できて安心だといえます。

次世代住宅ポイントが付与される

次世代住宅ポイントとは、住宅の購入や改修などを行う際にもらえるポイントのことです。1ポイント1円として使うことができ、付与されたポイントは家電やキッチン用品、インテリアなど4万5,000点の中から自由に交換できます。一般的な住宅購入の場合は30万ポイント(30万円相当)しかもらえませんが、安心R住宅を購入する場合は45万ポイント(45万円相当)もポイントがもらえるのです。

資産価値が高い

安心R住宅は一定の基準をクリアしているため、他の中古物件と比較して状態がよいと判断されます。そのため、同じ築年数・エリアの物件と比較して資産価値が高くなります。さらに、高く売れる、賃貸物件として貸し出す場合は賃料を高めに設定しても入居者を見つけやすいといった投資の観点からもメリットがあるのです。

管理状態がわかりやすい

安心R住宅は、条件の一つに過去の点検や修繕歴、メンテナンス歴を情報提供するというものがあります。そのため物件の状態を判断でき、見た目はきれいだったのに、中身はボロボロだったといった購入後のリスクを軽減できます。必要な情報があれば開示請求することもできるため、きちんと情報を集めたうえで購入を判断できるのは投資先として魅力があるでしょう。

不動産投資物件として安心R住宅を購入するデメリット

投資先としてメリットの多い安心R住宅ですが、デメリットもあります。

物件価格が高めになる

数ある中古物件の中でも、条件をクリアした物件しか安心R住宅として認定されません。高品質だと認められる安心R住宅は、その分物件の価格も高くなります。購入後賃貸物件をとして貸し出す場合は、その分家賃も割高に設定しなければならないでしょう。

高品質な面に魅力を感じてもらえれば入居者が見つかりますが、できるだけ安い物件を探している人にとっては魅力に感じてもらえない可能性もあります。将来リフォームが必要かどうか、入居者が割高な家賃を支払ってでも入居したいと思える物件かどうか客観的にチェックしましょう。

リスクがゼロではない

安心R住宅とはいえ、中古物件であることに変わりはありません。物件の状態が思ったよりも悪かった、購入してから瑕疵が発覚したというケースが起こらないとは言い切れないのです。情報を開示しており一定の条件をクリアしているものの、新築物件よりはリスクが高いことを理解して購入を検討しましょう。

安心R住宅として認可を受けるための手順

安心R住宅として認定されるためには「特定既存住宅情報提供事業者団体」に登録されている団体に依頼し、審査をしてもらう必要があります。

審査の内容は耐震性の基準をクリアしているかリフォーム状況についてなどです。先ほど解説した3つの条件をすべて満たしていると判断されると、安心R住宅として物件を売り出せます。しかし安心R住宅はまだまだ認知度が低いと言えるでしょう。認定されているからといって、購入者や入居者がすぐに見つかるとは限りません。

ただ、きちんと内容を説明し、どのような認定を受けている物件なのかが説明できれば購入者に安心感を与えられます。物件は年々増加しており差別化するのがむずかしいポイントであるため、安心R住宅を取得することで同条件の物件との差別化を図れるでしょう。

まとめ

安心R住宅とは、中古物件に対するマイナスなイメージを払拭するためにできた制度です。国土交通省が認定している物件であり、一定の条件をクリアしないと認定を受けられません。審査を受けるのに手間はかかりますが、資産価値が上がったり、高品質な物件だと証明できたりするメリットがあります。ただし認知度はあまり高くない制度のため、認定を受けた効果が得られるかはわからない点がデメリットとして挙げられるでしょう。投資物件として購入する場合、空室リスクやコストパフォーマンスを考慮して慎重に判断するのがおすすめです。

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